狂歌

書き物

蜀山人 狂歌

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-10-1てる月のかゝミをぬいて樽まくら雪もこんこん花もさけさけ   蜀山人気づき○満月は鏡に例えられる。鏡とくれば酒飲みには月よりも鏡開き(「鏡を抜く」という)。雪もこんこん降れ、花も咲け咲け。(酒のコンコ...
六々漫談

江戸吉原の桜 期間限定の桜並木 春足が詠んだ吉原の桜の狂歌3首

江戸吉原の桜並木、大坂新町の桜並木抜六 これまで「吉原十二時じゅうにとき」、「世間を賑わせた花魁おいらんの花扇はなおうぎ」について取り上げてきました。今回で『大吉原展』にかこつけたお話も最後になりますが、最後に「吉原の桜」について取り上げて...
六々漫談

『大吉原展』と『光る君へ』を結びつける狂歌(吉原十二時)

大吉原展と遠藤春足抜六 やあやあ、こんにちは。この前、東京に出かけたついでに『大吉原展』という展覧会に立ち寄ったのですが、これがまた期待に違わず素晴らしい展覧会でした。遠藤 えっ、いいなぁー。それ、僕もすごく気になっていた展覧会です。どんな...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

「俳諧歌五十首」と題する春足自撰狂歌集

撮影:徳島県立文書館 / 画像:IMG_1532癸巳季冬撰 俳諧歌五十首*癸巳年 安永二(1773)、天保四年(1833)*次ページ以降、狂歌の頭につけている○○及び○、省は春足さんの自己評価と思われる撮影:徳島県立文書館 / 画像:IMG...
錦絵

市川團十郎 暫 五渡亭国貞画の錦絵、画賛七言絶句と狂歌

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-17-2五渡亭 国貞画  至清堂/捨魚一声之暫市川風煎豆奏春淑気通名響四夷八荒外誉高桟敷土間中立かゝるはるを見かけてしはらくとひとこゑかくる庭の鶯  宝市亭 外成語注*一声之暫 *しばらくとひとこゑ 歌舞伎...
六々漫談

狂歌のこころえ 狂歌とは「俗なるものを雅に歌うもの」

抜六 最近、ようやく見つかった六々園漫録ですが、大変興味深いことが書かれていました。遠藤 いつも解読ありがとうございます。どんな面白いことが書かれていたんですか?抜六 たとえば、春足さんにとって狂歌がどういうものなのか、狂歌と和歌を比べてい...