狂歌

色紙

(鹿都部)真顔 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-46-2春暁初いめに たから船?く ふなうたはさめてもうたふ あかつきのとり真顔気づき○???。真顔はあまり一般的でない仮字(音の当て字)を使いたがるくせがあるようだ。
短冊

飯盛 狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-46-1よしはらを日の出ぬさきにいそくのはきのふむかへに来しみいらとり 飯盛気づき◯昨夜、旦那を迎えに来た番頭がそのまま居つづけの客となった。(すなわちミイラとりがミイラになった)という話。
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-6きのふまて雀がくれと見し草の我つらはきにとゝく夏の野   六樹園○雀がくれ 若草が伸びてきて雀の体を隠すほどになることをいう。晩春の季語。徳田武氏ご教示分きのふまで雀がくれと見し草の我つるはぎにとゞ...
色紙

(滝沢)馬琴 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-5山居山さとも茶菓子ハさらに事かゝすまつ風のおと落雁の声    馬琴*松風・落雁 ともに江戸期の銘菓。○馬琴 滝沢馬琴 明和四年~嘉永元年(1767-1848)江戸後期の読本作家。徳田武氏ご教示分山居...
短冊

(蔦)唐丸 狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-4きぬきぬは瀬田の長橋長ひきて四つのたもとそはなれかねける  唐麿○唐麿 蔦唐丸 蔦屋重三郎 蔦重 寛延三年~寛政九年(1750-1797) 江戸後期の版元。狂歌名 蔦唐丸と号し、歌麿とともに吉原連に...
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-3いかてわれ項羽かちからもちの夜に月のかくるゝ山をぬかまし  六樹園○中秋の名月を隠す山は邪魔。なんとかして項羽の力を借りて、山をどかせたいものだ。「力抜山気蓋世」(項羽本紀)によるか。徳田武氏ご教示...
短冊

(大江)広海 和歌または狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-1為君事容飾われなからおもひゆるしてまたさらにむかはまほしきまそかゝみかな 広海*まそかゝみ 「まそ」は「ますみ」の音変化、または、ととのっているものの意という。鏡をほめていう語。立派な鏡、また、よく...
錦絵

歌楽亭好文 歌林堂 狂歌錦絵

一陽連女房四友墨 小町水の面にうつれる梅の香をそへてあらふ双帋になミのうねうね 歌楽亭 好文えならすも匂へる梅の下水に歌よミとりのこゑをあらハす 歌林堂
色紙

(宿屋)飯盛 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-44-2盗跖と伯夷をたにも見わけえぬ天ははるかにまた青いもの  飯盛気づき○盗跖は悪人の、伯夷は善人の代表的人物。その見分けさえつかない天道はとんでもない未熟者だ。「天道は是か非か」(史記)によるか。
錦絵

翠峯亭小松 臥猪庵三千種 岳亭 狂歌錦絵

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-44-1(右上 竹とり天上)岳亭 印(定岡)梅かゝを外へやらしともる蝶もしきりにねふるはるの長閑さ翠峯亭 小松伝へきく竜のあきとの玉といつはそもこの春のことにさりけり臥猪庵 三千種語注*いつは 「言っぱ」(...