狂歌

資料考察

蔦重(蔦屋重三郎)の狂歌二首 蔦唐丸

以下は、我が家に残されていた蔦重(蔦屋重三郎)の狂歌短冊二首です。蔦重は版元としての活躍が有名ですが、狂歌師としても活動していました。蔦重の狂歌名は「蔦唐丸(つたのからまる)」、吉原連に所属。蔦重がどんな狂歌を詠んでいたのか、その内容を解説...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

『猿蟹ものかたり』と題する狂歌集 遠藤春足・著 岳鼎・画

撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020205猿蟹ものかたり撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020207ましらかふたうなる蟹かすなほなる共にましへいふへき友たちにハあらすまないた包丁うすきねかいさみたちたる侠気のやむへからさることけに...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

五翁百首 六樹園狂歌集 春足筆写

撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020080五翁百首撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020081 初夢春たちて見し初夢のはつ茄子娵はともあれ獏にくはせし 若水山の井を手習ふ人のかきそめにくむや古今のわか水のおと 鶯歌よみのこわねまね...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

六樹園撰 春足狂歌百首(題簽なし 仮題)

撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020332撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020333 歳旦七からまともなひく御代とて寅に起て大さうに餅いはふ元日撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020334 元日鶯八?とかなる御代の春とて今朝...
書き物

春足狂歌 題名なし(原稿か?控えか?)

撮影:四国大学 / 画像:IMG_1552 梅野辺ちかきやとにはあらねと梅さけハあさなあさなに鶯来なく    春足 梅風なかなかに木のもと遠くなるそともしらておひゆく風の梅かゝ   春足 静見花のとけしな夕風たえて鶯のうつる枝のみ花散にけり...
軸物

諸平 狂歌 図書入道如仙広輝・画 遠藤春足像

撮影:四国大学 / 分類:20231210-A17-2              諸平花鳥の色音をとめていにし契(へ?)のみちのおくさへ君そわけ考(た?)る         図書入道如仙広輝写語注・気付き*歌意 花鳥風月の妙味を求めて道の奥...
軸物

六樹園 狂歌 澋文・画 梅

撮影:四国大学 / 分類:20231210-A13 孟子といふふみよミて古注釈注の議論なとしける時 人の梅をゝりてもてきたりけれは     六樹園按摩よりよほとひねりてとりてけり長者のために枝をりの梅                   (...
軸物

(大田)蜀山人 狂歌 (河村)文鳳・画 三河萬歳

撮影:四国大学 / 分類:20231210-A3万歳のつゝらに/つれて/鶯もほうと/初音や/うちいたすらむ             蜀山人          (画)文鳳語注・気付き*河村 文鳳(かわむら ぶんぽう、安永8年(1779年) -...
軸物

六樹園 狂歌 鶴山画 業平 東下り

撮影:遠藤雅義 / 分類:20231009-K15業平の歌を/われらか/ほむるにもこゝろ/あまりて/詞たらはす           六樹園 靏山語注・気付き*たらはす 「足らず」の意。*「在原業平は その心余りて言葉たらず しぼめる花の色な...
軸物

(賀茂)季鷹 狂歌

撮影:遠藤雅義 / 分類:20231009-K13 甲子祭に/ふろ吹をもて/なして 祝哥一首と/こはれしかは/戯に              季鷹大こくふを大黒とちゝめ/ふろ吹を不老ふう貴と/申延はや語注・気付き*歌意 大こ(大根)食うのを...