六樹園(石川雅望・宿屋飯盛)

書簡

六々園宛て五老書簡 雅言集覧四之巻十六部送った 代金は一部につき南鐐一片 同カの部は七月迄に出来る予定

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-6-2逐日??相?前日詠藻上候節書状上候御覧被下候と存候 雅言四之巻     十六部右御届申上候一部代南陵一片ツゝにて有之候よろしく御あつかひ可被下候(?)加の部ハ七月迄ニ出来仕り候先右御届申上候迄如斯御座...
色紙

飯盛 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-47-2淵明か頭巾うらなきましハりハ酒にこしたるものや有へき    飯盛気づき○淵明か頭巾 紅頭緑酒 世俗の交わりを避けていた陶淵明が酒を造っていると、おえらいさんが尋ねてきたので、かぶっていた頭巾で酒を隠...
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-46-6春たちて見し初夢のはつ茄子嫁はともあれ獏にくはせし    六樹園語注*はつ茄子 初夢にみると縁起のよいもの。順番に「一富士二鷹三茄子」*獏 伝説的生き物 人の夢を食って生きると言われる。
短冊

飯盛 狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-46-1よしはらを日の出ぬさきにいそくのはきのふむかへに来しみいらとり 飯盛気づき◯昨夜、旦那を迎えに来た番頭がそのまま居つづけの客となった。(すなわちミイラとりがミイラになった)という話。
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-6きのふまて雀がくれと見し草の我つらはきにとゝく夏の野   六樹園○雀がくれ 若草が伸びてきて雀の体を隠すほどになることをいう。晩春の季語。徳田武氏ご教示分きのふまで雀がくれと見し草の我つるはぎにとゞ...
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-3いかてわれ項羽かちからもちの夜に月のかくるゝ山をぬかまし  六樹園○中秋の名月を隠す山は邪魔。なんとかして項羽の力を借りて、山をどかせたいものだ。「力抜山気蓋世」(項羽本紀)によるか。徳田武氏ご教示...
色紙

(宿屋)飯盛 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-44-2盗跖と伯夷をたにも見わけえぬ天ははるかにまた青いもの  飯盛気づき○盗跖は悪人の、伯夷は善人の代表的人物。その見分けさえつかない天道はとんでもない未熟者だ。「天道は是か非か」(史記)によるか。
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-42-5月をみるなところおほきそのなかにおやのおやなるおはすての山   六樹園
短冊

宿屋飯盛筆 狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-42-4恋わひてかへせし夜のころもとハひとやしらみのうハはひをする   飯盛気づき○うハはひ 「上這ひ」だろうか。
錦絵

六樹園筆 豊国画 狂歌錦絵

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-42-2僊人も天狗も雲と見たかへて梢をふむなみよしのゝ花 六樹園 豊国画語注*僊人 山に移り住み。老いても死なない人。仙人。