六樹園(石川雅望・宿屋飯盛)

資料考察

猿蟹物語の成立過程に関する資料考察

以下は、遠藤家文書中に見られる「猿蟹物語(ものがたり)」関連資料6点です。資料を整理したうえで、最後に考察を加えています。1.「狂歌猿蟹物語」 狂歌募集広告(チラシ)撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2090121時期:文政十一年(1828...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

『猿蟹ものかたり』と題する狂歌集 遠藤春足・著 岳鼎・画

撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020205猿蟹ものかたり撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020207ましらかふたうなる蟹かすなほなる此に(?)ましへいふへき友たちにハあらすまないた包丁うすきねかいさみたちたる侠気のやむへからさるこ...
六々漫談

春足と雅望の運命を大きく左右した文政十二年の江戸大火

凡例①引用の文章においては適宜、句読点、濁点等をほどこし、カタカナはひらがなに改める等読みやすくした。②虫食い等で読めない箇所は?で示した。③正確な原文は本HP「六々園漫録二巻 おそろしきもの」をご参照ください。火事と喧嘩は江戸の華抜六 久...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

五翁百首 六樹園狂歌集 春足筆写

撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020080五翁百首撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020081 初夢春たちて見し初夢のはつ茄子娵はともあれ獏にくはせし 若水山の井を手習ふ人のかきそめにくむや古今のわか水のおと 鶯歌よみのこわねまね...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

六樹園撰 春足狂歌百首(題簽なし 仮題)

撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020332撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020333 歳旦七からまともなひく御代とて寅に起て大さうに餅いはふ元日撮影:徳島県立文書館 / 画像:P2020334 元日鶯八?とかなる御代の春とて今朝...
軸物

六樹園 狂歌 澋文・画 梅

撮影:四国大学 / 分類:20231210-A13 孟子といふふみよミて古注釈注の議論なとしける時 人の梅をゝりてもてきたりけれは     六樹園按摩よりよほとひねりてとりてけり長者のために枝をりの梅                   (...
軸物

六樹園 狂歌 鶴山画 業平 東下り

撮影:遠藤雅義 / 分類:20231009-K15業平の歌を/われらか/ほむるにもこゝろ/あまりて/詞たらはす           六樹園 靏山語注・気付き*たらはす 「足らず」の意。*「在原業平は その心余りて言葉たらず しぼめる花の色な...
書き物

六樹園 狂歌 書き物

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J90ひとこゝろさわくしはすにさわかぬは曲馬の馬に猴ひきのさる              六樹園語注・気付き*曲馬の馬に猴ひきのさる は人前で芸をなすことに慣れているためか?
書き物

六樹園 狂歌 書き物

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J89みわたせば柳さくらもところからにしきとかさる京のきたふれ             六樹園語注・気付き*みわたせば 見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける(古今・春上55 素性法師)*京の...
書き物

六樹園 狂歌 書き物

以下の翻刻・注釈は徳田武氏のご教示による。撮影:四国大学 / 分類:20230909-J88南鐐の銀河をわたるたなばたのあふせはとしにたった一片            六樹園注釈* 南鐐 南鐐銀と銀河の掛け言葉。*一片 一回の意で、南鐐銀の...