書簡

五老(石川雅望)より雲多楼あて書簡 本居翁墨跡送付への重ねてのお礼

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-6-3炎熱凌かね候御地は如何承り度被存候一家御壮健ニ御座候と奉存候扨このふたくさ出来ニ付奉呈候東海道は御作無之候故豚児ふつゝかなから御代作仕候由承り候誠ニさきたつて御授被下本居翁墨跡表装出来再々?上にかけ置...
短冊

村田春海の短冊

あひおもふわれも見つ人にもみえつはるの夢あひおもハすはかゝらましやハ  春海*人 ここでは相思相愛の相手*かからましやハ 「かくあらまし」(こうであっただろう」「やハ」は反語。こうではなかっただろう。撮影:四国大学分類:手鑑2-6-2気づき...
扇面・団扇

加藤千蔭の扇面

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-6-1水とにてそこともわかすゆふこりの雪に色ある岸のこまつを   千蔭語注*ゆふこり 霜や雪などが夕方になってこりかたまること。またそのもの。(旺古)気づき○この和歌、2-5-1の書簡を参照。
書簡

春足宛て雅望書簡 春足一門の草稿に感心 金三方・本居翁の手沢送付への礼 雅言集覧・原注余滴・あつまなまり進行具合他

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-5-1五月七日の御手書到着奉拝見候先々御壮健ニ御座候の御事察居仕候小子無事御安慮可被下候徳島之御風流士御詠藻御見セ扨々おもしろく承候事也年来いたし候者もかうハと迄おほへて候別ニ御草稿これまた拝見例之感心おほ...
六々漫談

江戸吉原の桜 期間限定の桜並木 春足が詠んだ吉原の桜の狂歌3首

江戸吉原の桜並木、大坂新町の桜並木抜六 これまで「吉原十二時じゅうにとき」、「世間を賑わせた花魁おいらんの花扇はなおうぎ」について取り上げてきました。今回で『大吉原展』にかこつけたお話も最後になりますが、最後に「吉原の桜」について取り上げて...
六々漫談

扇屋の花魁「花扇」はベロ藍の浮世絵や三ツ子の出産で世間を賑わせた

抜六 前回は『大吉原展』で展示されていた「吉原十二時」に関するお話をしました。今回は、吉原といえば花魁おいらんということで、吉原を代表する妓楼ぎろう「扇屋おうぎや」の花魁である「花扇はなおうぎ」について取り上げたいと思います。 さっそくです...
六々漫談

『大吉原展』と『光る君へ』を結びつける狂歌(吉原十二時)

大吉原展と遠藤春足抜六 やあやあ、こんにちは。この前、東京に出かけたついでに『大吉原展』という展覧会に立ち寄ったのですが、これがまた期待に違わず素晴らしい展覧会でした。遠藤 えっ、いいなぁー。それ、僕もすごく気になっていた展覧会です。どんな...
書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

「俳諧歌五十首」と題する春足自撰狂歌集

撮影:徳島県立文書館 / 画像:IMG_1532癸巳季冬撰 俳諧歌五十首*癸巳年 安永二(1773)、天保四年(1833)*次ページ以降、狂歌の頭につけている○○及び○、省は春足さんの自己評価と思われる撮影:徳島県立文書館 / 画像:IMG...
書簡

春足宛て(鹿都部)真顔の返書 婿死去に伴う多忙 春足が求めていた「笑林広記」を見つけた

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-2-2当月六月十一日之貴翰同下旬落掌委敷拝誦仕候先以此節不順之気候ニ候得共愈佳適御入被成奉萬福候扨は去冬中は貴作之物語拝借被仰付難手放候夜数篇拝見仕候而楽ミ打在候中不計婿ニ而候柳高岐と申者霜月中旬ゟ冷症之?...
書簡

春足からの鑑定依頼に対する本居大平・清島の返書

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-2-1新春御慶目出度申納候先以愈御安福可被成御重齢奉寿候拙宅無異加年致候乍慮外御安念可被下候然は先達而御遣しの品染筆物一岡の月     一ちく一懐紙    夜霰  一枚一短冊    郭公  一枚一契沖東丸 ...