あまこひの有心の歌に無心なる
雲か感儀なかすゆふたち 飯盛
言葉道
八重垣の神世人の世へたてなく
いやさかえゆく言の葉の道 大平
語注・気付き
4-21-1 あまこひの有心の歌に無心なる/雲か感儀なかすゆふたち
*有心体(うしんたい)藤原定家がその歌論書「毎月抄」で唱えた和歌十体の一。美的理念である有心を表す詠みぶりで、最上の歌体とされる。連歌・俳諧にも通じて用いる。
*無心体(むしんたい)和歌・連歌で、機知を主とした、こっけい・卑俗な風体。むしんてい。⇔有心体 (うしんたい) 。
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