短冊

古渡・春足・飯盛・大平 狂歌短冊(四葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑4-19-1、4-19-2、4-19-3、4-19-4

からならぬ峯こそなけれ山さくら
このやうすでは今夜??雪    古渡

 月
くれなはと何おもひけんくれぬれと
くれぬともなき月のさやけさ   春足

のむとはや喜見城にそいたりぬる
酒ほとこゝろゆくものはなし   飯盛

かりかねはけさめつらしくなきて来
ぬ引板ならすな山田もる翁    大平

語注・気付き

4-19-3 のむとはや喜見城にそいたりぬる/酒ほとこゝろゆくものはなし
*喜見城(きけんじょう) 須弥山の頂上の忉利天 (とうりてん) にある帝釈天 (たいしゃくてん) の居城。七宝で飾られ、庭園では諸天人が遊び戯れるというので、楽園などのたとえにされる。喜見宮。善見城。(goo辞書)

4-19-4 かりかねはけさめつらしくなきて来/ぬ引板ならすな山田もる翁
*引板 「鳴子 (なるこ) 」に同じ。(goo辞書)

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