短冊

春足(抜足) 狂歌短冊(三葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑3-50-4、3-50-5、3-50-6

 夜梅
桜より是をやあたと名にたてむ
たか寝屋へてもかよふ梅かゝ  抜足

 水邊の柳
から人のまくらともせしゆかりとや
なかれにかゝる青柳の髪    抜足

 職人盡歌合
 しけるとき伯楽
 花見といふことを
花を見て酒は(?)のめとも藝なくて
馬にたいこをうたす馬くらう  春足

語注・気付き

3-50-4 桜より是をやあたと名にたてむ/たか寝屋へてもかよふ梅かゝ
狂歌短冊3-36-2と同じ

3-50-5 から人のまくらともせしゆかりとや/なかれにかゝる青柳の髪
*「から人のまくらともせしゆかり」が何をさすか不明。

3-50-6 花を見て酒は(?)のめとも藝なくて/馬にたいこをうたす馬くらう
*「馬にたいこをうたす」については本ホームページ「六々漫談」の「狂歌のこころえ」参照。この狂歌秀逸。

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