短冊

春足(抜足) 狂歌短冊(三葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑3-44-1、3-44-2、3-44-3

 西行法師の
 かくかきたるに
文覚にハさなくしはしと直よりて
やなきに顔をたゝかれし人   抜足

 梅
水滸伝の伏魔碑よりも?にあらて
ひらくもほしとみる梅の花   抜足

 桜
短冊のその大鷹を手にすゑて
さくら狩行春のみや人     抜足

語注・気付き

3-44-1 文覚にハさなくしはしと直よりて/やなきに顔をたゝかれし人
*文覚と西行のエピソードは「続小倉百人一首」あらかるた」参照。
*やなき 道の辺に清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ 西行 新古今巻三夏262。

3-44-3 短冊のその大鷹を手にすゑて/さくら狩行春のみや人
狂歌短冊3-39-4と同じ。

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