短冊

春足 狂歌短冊(三葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑3-30-1、3-30-2、3-30-3

 元日
たちならふにほむの松の風よりや
こと國まても春をしるらむ   春足

 藤
楊貴妃の花散てのちさく藤の
紫雲の曲を見るも愛らし    春足

 八月十五夜人々
 とともに月を見て
 酒たけなわに
 およひけれハ
あるはまひあるはをとりて月のみか
酒席も今ぞ最中なりける    春足

語注・気付き

3-30-1 たちならふにほむの松の風よりや/こと國まても春をしるらむ
*この歌、意図がよめず

3-30-3 あるはまひあるはをとりて月のみか/酒席も今ぞ最中なりける
*最中 もなか

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