短冊

春足 狂歌短冊(三葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑3-28-4、3-28-5、3-28-6

 春鳥(?)ぬしの若山より
 かへりきて何くれ
 と物かたりとも
 せらるゝをきゝて
たゝうしに逢ここちせりといはれかし
かくいはれしとかたらくきけは 春足

むつはかりかくせるとてもなにならむ
齢はしれた萬年の亀      春足

 七夕前
わかれをばいたくをしみて天つ星も
かるるときにや石となるらむ  春足

語注・気付き

3-28-4 たゝうしに逢ここちせりといはれかし/かくいはれしとかたらくきけは
狂歌短冊3-26-1に同じ

3-28-5 むつはかりかくせるとてもなにならむ/齢はしれた萬年の亀
狂歌短冊3-21-2と同じ。

3-28-6 わかれをばいたくをしみて天つ星も/かるるときにや石となるらむ
*かるるとき 離(か)るる時

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