うめをよめる
ふくほとはよそにおくりて春風の
たえまそやとににほふうめかゝ 春足
はしめて雷の鳴けれハ
おそろしき神の音さへさみたれの
かきりと聞ば嬉しかりけり 春足
女のもとにやとりてたはむれに
たをやめのはたの雪にもつけてけり
もたせて寝たるおのかあしあと 春足
語注・気付き
3-25-4 ふくほとはよそにおくりて春風の/たえまそやとににほふうめかゝ 春足
*狂歌短冊3-22-4と同じ
3-25-5 おそろしき神の音さへさみたれの/かきりと聞ば嬉しかりけり 春足
*恐ろしい神の音(雷)も梅雨明けを告げる音として聞くと嬉しいことだ。
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