御尊書被下拝読仕候
弥御壮健ニ御座候趣
大慶仕候両奉?之額
面すり物ニ出来候由ニて
豚児方へ委細被仰聞
早速板木師へ申附
候様ニ私よりも申聞ケ候
いつれ摺共出来候上
例之八丁堀まで差出
可申候扨々彼是紛
?ニて御無着のミ仕り候
御連中御方にハ出精
被成悦はしく奉存候
只今急々御便りニ候侭
早々御報迄ニ申上候
委細せかれ方より
可申上候折角向暑
御いとひ可被成候 謹言
五月廿五日 五老拝
雲多楼大人
語注
*奉納額 「文化十年1813 秋、針業右大尽の企にて春日社に三十六人の像を絵馬として掲げ、六六連と称す」(鈴木馨氏作成年譜)とあるのに該当するか。
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