尚々御令息伺候別而
返礼?????
やうやう涼気相加候処御?家
ますます御安泰御????
至極奉存候過日は御喬居
にて拝顔大慶ハ仕候ものゝ
俄の長座定メ御懶(?)被
思召候事と恐入申候其後
御本館へと?をり候内
六七日前ゟ右手の大指
を腫らせ候処其痛ミ
甚しく平臥同断ニ
相苦ミ申候乍然昨朝ゟ
大ニ相ゆるミ先ツかはかり
の採筆相とゝのひ候様
相成候へ共??追々
快気仕候事と悦入候
右のかゝりにて参侍も心外ニ
相延儀慥奉存候尚近日
の内拝顔ニ縷々可申事候
扨当春京都ゟ御懸合
及候故大人之像子細
ありて当年中御預
置被下候様願置候趣最早
両三年こなたの拙か手元
??申候受ん事????
奉存候付而は此度御譲り
申上度奉存候はやくきこえ
?上候一義ニ付万一入用之節ハ
御??にて事足り候様
仕度奉存候間さやう
思召可被下候相??御願
内玉???此者ニ被返下
候様希候右一段奉
得貴意度小野郎
一人持上申候可然御口添
之程等?候さこ??き
事共若干筆帋尽
しかね候まゝすべて
御たいめのをりニゆつり候
?書の失敬ハ???
賢察奉??候あなかしこ
大平(花押)
きく付四日
六々園大人
気づき
○全くお手上げ。どなたかご教示願いたい。うすうすながら重要な情報が詰まっているように思う。①尚々書きの「御令息」とは誰をさすのか。②「過日は御喬居にて拝顔」(僑居は仮の宿りの意)大平が春足の宿(江戸店のことか)を訪ねてきたのか。「其後御本館云々」とは何をさすのか③「扨当春」以降「故大人之像」についてかなり込み入ったことを述べているが、これは現・遠藤家が所蔵している「本居宣長像」(掛け軸)の譲渡について述べた物と思われる。手鑑2の同じ見開きページに貼り込まれている2-41-2、2-41-3と合わせて正確に解読する必要があると思われる。
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