書簡

六々園宛て五老書簡 柳の摺物、春足社中一同御出詠の礼 柳の長歌古調感心 雅望十二月十日より眩暈体調不良

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-39-1

新年之御慶何方も
御同前ニ祝納先々
御強健ニ御由奉賀候
扨猟月廿三日出之貴書
本月中旬着柳の摺物
貴慮ニかけられ一同御出詠
被下候事江戸の者共へも
大ニほこりニ相成於老夫
面目をえ難有奉存候
諸君へよくよく御礼御通達
可被下候
柳の御長歌古調感心
仕候
老夫本極月十日より
眩暈と申病さし起り
日々両三度つゝめまひ

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-39-1

いたし併し食事もよく候
外ニかはり候事もなく候へ共
めくるめき候ニハ困り入候
何事も古宅さまさまの
破損出来候事ニ存候但
筆硯ニ倦候而よみかき
共ニなんぎにて強而筆を
採候へは忽眩暈さし起
荒海を舟にて渡る心地
いたし候此上如何可有之や
はかりかたく奉存候何も病中
早々申上候諸君へよくよく
よろしく梅男君へ別帋
と存候へ共只今少々病気
きざし候へは省略し(?)申候
御通達よろしく御伝可被下候
猶後便可申上候謹言

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-39-1

正月廿八日   五老拝
六々園大人

気づき

①柳の摺物(春足社中)一同御出詠の礼 ②柳の長歌古調感心 ③老夫(雅望)十二月十日より眩暈・体調不良

コメント

タイトルとURLをコピーしました