御安泰御由愛度奉存候
五十人一首月並共それそれへ
相届候御草稿披閲奉
返上候此節七八ケ所の点とり
雅言集覧校合種々の
とりこみにて候へハ後よりも
ひかことも可有候よくよく御取捨
可被成候
例年正月十五日発会と
て大かた知己の人集会
いたし候左兼題
柳
をよみ候近国よりも出詠
致候事にて候猶御地は
これまて御詠も御贈給ハらず
何とそ来春大会まてに
御歌共被下候やうニ仕り度候
此段左大尽ぬし猿人ぬし
へも御物語可被下候短冊ニ御認
被下たく奉存候
前も取あつめ候伊勢浜荻
六十賀の事本人七月上旬
病死いたし候ニ付せつかく諸君
より被下候御歌共むだこと
と相成候此段も皆々様へ
御通達可申候大紛?
用事のミ申上候以上
九月二十五日
五老拝
六々園大人
気づき
○①五十人一首・月並共(春足からの投稿が)到着 ②(春足の)原稿一覧の上送り返した。 ③例年正月十五日(新年の)初会を行っている。(春足・社中からは)これまで出詠がないので来春から御出詠ありたし。④伊勢浜荻六十賀記念狂歌、投稿してもらったが本人死去のため中止となった。
コメント