書簡

六々園宛て大平書簡 尚々書きのみ

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-27-4

尚々江戸の石川雅望ぬしよりも一??
直々文通御座候印壺とかいふ角なる
玉石もおくりくれられ申候且又よし原
十二時とかいふ作書も見せに来り候おもしろ
き物御座候

気づき

○筆跡より差出人は本居大平と思われる。尚々書きのみで本文は見当たらず。
○雅望が本居大平に雅言集覧序文のお礼として水精(水晶)の印壺を送ったのは、粕谷『石川雅望研究』によれば文化十四年十一月二十日のこと。粕谷氏は本書簡と書簡2-27-3を根拠としておられるようだ。(同書p18参照)
○雅望は同じ時に「吉原十二時」も送ったようで大平も「おもしろき物」と評価している。

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