寒気甚敷御座候へ共
御強健之由愛度奉存候
本居氏へ少々の品上候様ニ
雅雄より申来り候間何も
めつらしき物も存寄り不申
水精之印壺を進上仕候但
いまた返書ハ来り不申候定而
相達候事?奉存候
雅雄が母殊之外大恩を感し
常々来り有かたかり候右母ゟ
南畝?(*)言と申書奉呈候
なにをかなと相談仕候へ共遠
方さし上候物も無之との事
よくよく小子より御執?いたし
くれ候やうニ申聞候其外
種々後便可申上候謹言
十一月廿日 五老
六々園大人
尚々催馬企之一会皆々様
御出詠被下?小子も悦入候これも
此節番付等?出し御覧可被下候
*くさかんむりに「秀」の字
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