少々春暖相催候御強健ニ
御座候由奉賀候然ハ新年御祝
被下金一方御恵被下毎度
御厚情奉謝候盛砂方へ封物
早速相わたし申候又々昨日
筥入御届物文丸参り候間すくに
相わたし申候左様思召可被下候
先達而雅言集覧廿枚斗すり
たて御届申上候如何無相違着
いたし候事や承り度候
序文の事これも其後いなや
不承申候ひとへに御面倒なから
かの先生へ御たのみ可下候貴兄
のも一同ニ被遣度候
盛砂事本暮類焼いたし候ニ付
二三丁斗脇へ引移居候所又々
等二月二日夜類焼いたし候扨々
きのとくなる事雅雄へ物語
可被下候
本年之月並之中十三点二ツ
外ニ十二点三ツ斗御さしつニまかせ
九点以上よりぬきとり申候先
御報迄申上候 謹言
二月五日 五老
六々園大人
気づき
○「先達而~被遣度候」まで粕谷宏紀著『石川雅望研究』p242に引用
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