
花
葉桜の交れるさまハなつなかゆ?
あそふも花に七日正月 三駄
二軒茶や花の七日も七艸を
きをんはやしに豆腐切音 哥哭
花
水に移底もさかりのよしの川
とひ入蛙はなの魚ミむ 園丸

人に?の懺悔をさせてよしの山
いかでか花を雲とあさむく 元有
惜花
ちる花を惜む心にくらへては
誰でもなしの順の峯入 弘器
夏痩の小川の水をふとらせて
むなきもふらすゆふ立の雨 唐麿
語注・気づき
○狂歌短冊六葉1-63-1につづいて江戸後期の狂歌狂文に関わった有名人の短冊である。「唐麿」は出版元の蔦屋重三郎(蔦重)の狂名。
夏痩の小川の水をふとらせて むなきもふらすゆふ立の雨 唐麿
*むなきはウナギのこと。【参考】うなぎは、古名「むなぎ」が転じた語で、「万葉集」などには「むなぎ」とあります。 むなぎの語源は諸説ありますが、「む」は「身」を意味し、「なぎ」は「長し(長い)」の「なが」からとする説が有力とされております。(うなぎの小話)
*意味:夏痩せのように流れが細くなった小川の水を再び太らせて(大きくして)ウナギのような雨を降らせる夕立の雨よ
*仕掛け:夏痩せ 太らせ ウナギの縁語
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