短冊

真顔・一九・京傳・清澄・京代(京山?)・蜀山(人)狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-63-1

月前梅
うめかゝにむかしをとへハかた枝より
さし出かほなる春の夜の月    真顔

逢恋
月よみの神をいのりてあふ夜半に
うしやひよみの鳥そ鳴なる    一九

雪解
山々の一度に笑ふ雪解に
そこは沓沓爰は下駄下駄     京傳

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-63-1

あたし名はうはき(?)の時に立つれど
四十をへてもまとふうき恋    清澄

ふミこのむ花もあにきハ見すかふて
つらなる枝の梅の赤本      京代

きのふこそすてゝんてんとはやせしか
へんへん草となりにけるかな   蜀山

語注・気付き

*京代と読めるが、そのような名前の狂歌師は見当たらず。山東京伝の弟の京山か?
〇江戸後期狂歌師が勢揃い。

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