本居大平よりまゐりし
長歌の写し并ニ反歌
神風のいせの国より足曳の
山坂こえて紀の国に来つゝしすめは
君かすむ阿波の国方ハ今日ゆきて
明日かへりくといふはハかり近くそ
有けるかくのミちかくしあれハ
大船のかよふたよりにことつけて
言トこそかよへいついつも言トハかよへと
いさなとり海つ路(?)といへハたやすくハ?
君もきまさす事繁ミわれも
えゆかす阿波の国あハすて
のミやこひつゝをしむ
反歌
いさなとり海へたつとも言トかよひ
心かよはゝあはさらめやハ
気づき
〇本居大平から春足へ送られた長歌と反歌。筆者は1-42-1の雅雄か?それとも春足か?
内容は紀の国と阿波は近隣でありながら海を隔てているので会うこともままならない。しかし、手紙のやりとりで心を通わせることが出来るというもの。
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