摺りもの

小野好古を迎え撃つ藤原純友

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-39-3

おのれうたんとてきたれる小野好古めハ都を
出るときをしきものこそ命なりけれと
いふ哥よミて女のもとへおくりたるとか聞
さてハおめたるかひなしならんことしの
ちもくにハ四位になりなんとのそむとか
よしよししやかしらうちわりて
あけなからやハあらんと思ひしと
いはせてんミよミよあすの
たゝかひには官軍ともか
首ねちきりてゆけたの
そこに打こミて
やつこゝのつと
かそへてうせん
いくさよくせよ郎等とも 書読兼画筆(?)

*小野好古 オノノヨシフル [884~968]平安中期の武人・歌人。道風の兄。藤原純友の乱に、追捕使として、これを鎮定。歌は後撰集・拾遺集に収載。(デジタル大辞泉)
○小野好古を迎え撃つ藤原純友の画か?浄瑠璃か何かの詞章と思われる。摺りもの1-39-2狂歌合の筆跡ともよくにているので藤原純友の挿絵として添えられたものかも知れない。

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