書き物

六根園春根の長歌と反歌 「鉗狂人」という本居宣長の書物に感化されたかなり国粋主義的内容

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-26-2

大君の宮敷ませるつき嶺経(?)
山城ノ国ハ国からと山川清ミ
もろ人の心も宮備真玉つく
をちの草葉もこちこちの磐根木立も
こととハす安けき御代を火瓮のこと
光れる神か五月蠅なすおとなふ神か
くなたふれ醜の定幹大君の
ミかけおもハすゆゝしくも綾にかしこき
久方の天津日嗣ハつかの木の
いやつきつきに伝へます其御皇流ミスエをし
おふなく西のエミシのしつたまき
いやしき三ツの韓国ゆ伝ハり来ぬと
千万ツの人の言語コトハも何わさも
まゐわたれりと大海にこきゆく船の
何ともなきそら言を作りかを(?)うまと

欺きたりしいにしへの諺のごと
おそ人をまとハしけるを朝風の
いふせきミ?夕風のいふせきさ?
吹はらふことの如くに伊勢なるや
鈴ノ屋ノをとのさやさやにならす小鈴の
おとたてゝ日本ヤマトのふミら漢籍の
八十のまきまきふかみるの深くかむかへ
あし蟹の横さにとけるとき??を
直なほに正し飛騨人のうつ墨縄の
すミやけくいかき集めて一巻の
ふミとなしぬれそをしも鉗狂人と
名付けたるうへ

くろかねのつかね緒してそとりしはる
みたれて狂ふ風のから萩

気づき

書簡1-26-1で言及のあった長歌と反歌

コメント

タイトルとURLをコピーしました