大君の宮敷ませるつき嶺経(?)
山城ノ国ハ国からと山川清ミ
もろ人の心も宮備真玉つく
をちの草葉もこちこちの磐根木立も
こととハす安けき御代を火瓮のこと
光れる神か五月蠅なすおとなふ神か
くなたふれ醜の定幹大君の
ミかけおもハすゆゝしくも綾にかしこき
久方の天津日嗣ハつかの木の
いやつきつきに伝へます其御皇流をし
おふなく西の戎のしつたまき
いやしき三ツの韓国ゆ伝ハり来ぬと
千万ツの人の言語も何わさも
まゐわたれりと大海にこきゆく船の
何ともなきそら言を作りかを(?)うまと
欺きたりしいにしへの諺のごと
おそ人をまとハしけるを朝風の
いふせきミ?夕風のいふせきさ?
吹はらふことの如くに伊勢なるや
鈴ノ屋ノをとのさやさやにならす小鈴の
おとたてゝ日本のふミら漢籍の
八十のまきまきふかみるの深くかむかへ
あし蟹の横さにとけるとき??を
直なほに正し飛騨人のうつ墨縄の
すミやけくいかき集めて一巻の
ふミとなしぬれそをしも鉗狂人と
名付けたるうへ
くろかねのつかね緒してそとりしはる
みたれて狂ふ風のから萩
気づき
書簡1-26-1で言及のあった長歌と反歌
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