書き物

(塵外楼)清澄(雅望の長男)の序文か? 花尽くし

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-12-1

ますかゝミとく島なる君たち北山の花を見かてら賀茂の
社の花の会をおもひて四方の詞の花をあつめてそのしる
しをつくる事安元治承の花揃へも立ならひてハ深山木
なるへしそもそも会席の花毛氈はいろある源氏のはな
の宴はなの都ハうたてやはらくしき島原の惣花ハ人のこゝろ
のはなかミ袋たいこに紙はる傾城にはなけをのはす床花の
はてハ手いけの花かんさし子供にはな足袋花車祭に
花たし花まんと花の㒵ミ?花道にはなの雪ちる花角力
連歌に聞えし花の本むくのはミかきのはな油?絵?に
はなふさ花餌青(?)ぬる人なしの花うるし花はよしのゝはな
之つれ花よりたんこ花ほうろ茶うけの花かあちはふは
花うりはゝア花咲ち?花嫁花むこ花蔵人花子
この花さくや姫かの花山寺の僧正の三十一字を口うつ
しに詞に花をさかせたる花のまとゐの花むしろ花を
ならへしその中へハいてきへしたる花火線香さと
はかりの花かつを小刀さいくにかいたりとミなはなやきを
わらひ給へや                 清澄

気づき

○春足社中が狂歌会を催し、その狂歌集を塵外楼清澄の世話で刊行を企てたか。その序文と思われる。

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