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ちるもよしちらぬもよしの
山さくらきのふの雲ハ
けふの白雪
双林寺ニ住るとき
おなしく
山里ハ人もこすまの松かせに
声さそひくる入相のかね
伏見山居和歌十首之内
山家月
ねやの戸ハさゝて夜な夜な
さす月をひとりふしミの
秋の山すミ
山家風
さひしさのその折ふしハ
山かせのそよさゝかきを
とふもうれしき
右 きく男
早秋風
秋来ぬとつけの小くしの
さすかけに萩の葉そよく
風そ身にしむ
右 きく雄
早秋雲
今望の月になかけそ
はつ秋の空にたゝよふ
雲の一むら
右 喜久男
気づき
○書き物1-8-2と同じ筆跡 『狂歌続万載集』応募歌のうち春足以外(「きくお」が三首)の狂歌か。六樹園の判は入っていない。どの歌も平凡。
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