書き物

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三馬叟 戯賛(?)

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J12-1番頭新造お茶ひいては廓の壁面をにらんてあくひの一大喝振袖新造名ウ代となりてハ床の屏風にむかつていひきの一大息ほたて貝に禅味をあまんし茶碗酒に空寂をあちハひ大悟のまなこに粋と野暮とを見破ら...
軸物

(大田)蜀山人 七言絶句

以下の翻刻・訓読・現代語訳・コメントは徳田武氏のご教示による。撮影:四国大学 / 分類:20231210-A11、20230723-J11忠義只傳国姓爺終看韃靼奪中華清風一自掃頭上四百餘州罌粟花  蜀山人 南畝印訓読忠義 只だ国姓爺を傳ふる...
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(宿屋)飯盛 狂歌

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J8 人によみて つかはしける歌よみはへたこそよけれあめつちのうこきいたしてたまるものかは       飯盛語注・気付き*「ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとお...
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(本居)宣長 今様歌

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J5山家のこゝろをよめる          宣長世のうきことハのかれすむ柴のあミ戸もさすか又嵐の音の身にしみて都こひしき山のおく語注・気付き○「世の憂きことをのがれ山の奥に柴の戸の庵を結び隠栖した...
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(本居)宣長筆 東照大権現(徳川家康)の御代を称える和歌

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J4東照神命之安国登志豆米坐祁流御世者萬代    宣長語注・気付き○東(とう)照(しよう)の神(かみ)の命(みこと)の安(やす)国(くに)としづめましける御(み)世(よ)は萬代(よろずよ) と読む...
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六樹園翁作 六々園記

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J3六々園は阿波国遠藤氏の号なりとはさかひはるけき江戸のあたりにてもしらさるものハあらさンなりされとこゝらの山川をへたてぬれはルウフルに聞とりかたく遠眼鏡のおよふへきならねは六々といふゆえよしなと...
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六樹園作 胴肝太記に関する序文

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J2我国にてはおほなむちすくなひこなのみことをもてくすしのおやとハあかむめれとその法もつたハらす神農氏ときこゆるハ帝王の御すかたとも見たてまつらす赭鞭ひとつに木葉衣ハ夏の御袍にやおハしますらん張仲...
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文化十三丙子春六々社の人々六樹園翁塵外楼ぬしおのれ?人を判者として花の歌とも集めけるとき六樹園翁のもとよりかきておこされたる文(『六々園漫録』より)

撮影:立石恵嗣 / 分類:20230723-J1富貴自在徳嶋につとへる歌膝のろくろくのひとつら鳴門の浪の花を題にてこゝかしこにしをりしつゝ桜間の池のふかきあさきをいとはす善六橋のたわむはかりこゝらのことのはをよせあつめつかくて大麻彦の御まつ...
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中島棕隠五言絶句書き物

以下の翻刻・訓読・現代語訳は徳田武氏のご教示による。撮影:四国大学 / 分類:手鑑3-18-2咏蟹物以難枉性 枉性必傷情我代渠儂道 横行即直行 己丑五月 六々園主人嘱       棕隠題訓読蟹を咏ず物は以て 性をま枉げ難く性を枉げれば 必ず...
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呉竹亭真直 九十六歳祝い書き物

撮影:四国大学 / 分類:手鑑3-12-2寿寿松祝 子九十六才 寿翁花のとしかきてハ  人にとらせつゝ よほとへりしか      若の浦松       呉竹亭真直同じ心を呉竹のよにゆるさるゝ       杖はあれと  まつの齢は     つ...