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近松門左衛門『出世景清』阿古屋(歌舞伎では「壇ノ浦兜軍記」阿古屋の一節と思われる) 筆跡は石川雅望

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-36-1やおれあこやなとて琴をはひかさるやすらひをろハあとくらましゝ夫かありかをあきらけくいはんとにやと???かさねとふこの重忠か心のそこハしらされとあなかちに琴ひきよせつされと男のゆくかたいはんすへなけれ...
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遠藤萃雅(春足の弟)墓碑銘原稿 菊池五山撰文 菊池五山書

以下の翻刻・訓読・コメントは徳田武氏のご教示による。二〇二四年一月一八日撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-35-1君姓遠藤、名昂美、字子喬、称雄藏、堂曰萃雅、亭曰春色、綾屋、昂斎。皆其別號。而特以萃雅著。阿波石井人、父名春正、母多田氏、其兄...
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六樹園 五言絶句 遊女

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-25-3通人遊女町唐犬額千金断指為相贈傾城一片心        六樹園 印語注*唐犬 中国から舶来の狩猟犬。唐犬額の略。(日本国大)気づき○通人・遊女の町/唐犬 額千金/指を断つは相贈るがため/傾城 一片の...
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六樹園 五言絶句 大名行列の奴

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-25-2千駄行列中一本竹光刀不辱奴尻黒高振大鳥毛   五老 印気づき○千駄 行列の中/一本の竹光刀/辱かしめず 奴の尻の黒きを 高く振る 大鳥毛 とでも読むのだろうか。大名行列の奴が毛槍を振り立てて通る様か...
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雅望筆 六々園及びその社中の紹介文

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-16-1六々園は阿波国遠藤氏の号なりとはさかひはるけき江戸のあたりにてもしらさるものはあらさなりされとこゝらの山川をへたてぬれはルウフルに聞とりかたく遠眼鏡のおよふへきならねは六々といふゆえよしなとはいかな...
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蜀山人 狂歌

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-10-1てる月のかゝミをぬいて樽まくら雪もこんこん花もさけさけ   蜀山人気づき○満月は鏡に例えられる。鏡とくれば酒飲みには月よりも鏡開き(「鏡を抜く」という)。雪もこんこん降れ、花も咲け咲け。(酒のコンコ...