軸物拓本

(本居)宣長 自画自賛

撮影:四国大学 / 分類:20231210-A19

師木嶋の倭こゝろを人とはば
あさ日ににほふやま桜花
 こハおのかゝたを村田并樹か
 写させたるおり哥かきてと
 こふまゝに書てあたふ
            宣長

語注・気付き

*敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花
歌意 もし人が「大和心とは何か」と問うたならば「朝日をうけて照り映える山桜の花だ」と答えよう。
*「こは~」の意味 「これは村田并樹が(人に)(私の像を)書かせた折、賛の和歌を書けと言うので書いて与えた歌である。」
*村田并樹 村田春門(むらたはるかど)1765~1836 江戸時代後期に活躍した国学者・歌人である。本姓は宮崎、号は田鶴舎、幼名は并樹。

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