短冊

狂歌短冊 道列・催馬・銭古屋釣丸・伊賀住・魚龍・負龍・千甫・鳥野鵜真似

撮影:四国大学 / 分類:右から順に20230909-J221、J222、J223、J224、J225、J226、J227、J228、J229、J230

花ぬすむ人いれしとや桜戸に
さるもおり居る山王の山     道列

風は猶木をこる杣も心あらは
けしてあてまし花の真盛     催馬

 花
とてもなら枝ともちらせさくら花
ちと家つとに入相のかね   銭古屋釣丸

 花
田楽の狐の??る仕業には
ふかいりしたる花の山道     伊賀住

 花
世の人の目玉をはなに付られて
おもしと枝もたはむよふなり   魚龍

分け来いる志賀の?明の山越に
かせかかふせし花のから笠    負龍

 花
盃にちやうと請てはちるを?ひ
花に酔まて?かハしらむ     千甫

 花
三味せんの糸桜そと興しつゝ
ちりつてんまて詠めあかさん   千甫

 花
鞠の音それにはあらて咲花の
ほたんほたんの桜かりなり    千甫

 花
旅用意したゝめて出る桜かり
よしの初瀬を両かけにして   鳥野鵜真似

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