書き物

作者不明 徒然草六十八段 写し

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J102

筑紫に、なにがしの押領使などいふものゝ有けるが土大根を万にいみじきくすりとて、朝ごとに

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J105

ふたつ~はかりててき

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J106

おそひ来りて~かへして

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J104

げりいとふしぎに~いか成ひとそ

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J103

とひけれは~けり

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J107

深く信を~けるにこそ
  甲申の夏さ月に 六々園仁人需によ(り)て
    東都無禄寿老人 源無量書 印

語注・気付き

*原文 筑紫に、なにがしの押領使などいふやうなる者のありけるが、土大根を万にいみじき薬とて、朝ごとに二つづゝ焼きて食ひける事、年久しくなりぬ。或時、館の内に人もなかりける隙をはかりて、敵襲ひ来りて、囲み攻めけるに、館の内に兵二人出で来て、命を惜しまず戦ひて、皆追ひ返してンげり。いと不思議に覚えて、「日比こゝにものし給ふとも見ぬ人々の、かく戦ひし給ふは、いかなる人ぞ」と問ひければ、「年来頼みて、朝な朝な召しつる土大根らに候う」と言ひて、失せにけり。深く信を致しぬれば、かゝる徳もありけるにこそ。(『徒然草』六十八段)
○本HP 20230909調査J3820230909調査J44 にも源無量の書き物あり。

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