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新町も花のさかりは???/大夜風をふかせゆく人 花(廼屋?)
しん町の花にもかるゝ???ミハ/こやかんたんの夢見けるかも 千賀亭如竹
新町の花のさかりハ七日ほと/風をとらへて楯ふせにせよ 撫養亭田造
美よしのもしかし桜の為にまた/ちもとを見する軒なミの幕 針業右大尽
傾城の一指はとまれ一枝をは/きるへからすの花の制札 豊年亭米丸
天人と見るもことハり傾城に/はねはへて飛ぶ花の雪間を 百六齋大輔
さく花の雪には猶もいとふめり/箒と呼へる客の来ぬるを 歌色大事
をることハ無用とあれとゐつゝけて/暮(?)方まては見ん花の色町 松林軒山人
咲花の波には筏ならすして/まらうとのきをうかす川竹 胸本?
?にてしやくとらせつゝ見る客ハ/けふ咲はなの雲のうへ人 六柯園猿人
○/おなしこゝろを
名にしおふ松の位にくらへてはけつく桜の花も深山木 六々園
坊主客のくるもことはり花にさへ西行さくら熊谷さくら 仝
○/春の頃浪花にて新町の花のさかり
なるを見ていとおもしろくおほえけるまゝ
かくはものせるになん
なかれともよふ里とてやさく花の波にうたれていつる引船 一曲亭歌雄
咲花のゆきはさなくてかんとなりしかねにひやりとしたる/あけかた おなしく
語注・気付き
*春川五七 (はるかわ ごしち、安永5年〈1776年〉‐ 天保2年〈1831年〉)は、江戸時代後期の浮世絵師、戯作者。(wiki)
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