書き物

前権中納言持豊 和歌

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J31

 茶家のもとめに
 よりてよめる
松かきにこゝろへた/てぬ
ましはりは/千世をふる/とも
ときはなからし
       前権中納言持豊

語注・気付き

*前権中納言持豊 芝山持豊1742-1815江戸中期~後期 公卿、家人。正二位、権大納言。本居宣長の学風を慕い国学、歌道に通じる。(コトバンク)

徳田武氏ご教示分

 茶家のもとめに
  よりてよめる
松かきにこころへだてぬ
   まじはりは
   千代をふるとも
   ときはなるらむ
     前権中納言持豊(芝山持豊)

現代語訳

松垣に心隔てぬ交わりは千代を経るとも常盤なるらむ
松の垣によって心を隔てられない交わりは、千年たっても松の緑のように不変であろう。

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