短冊

春足(抜足) 狂歌短冊(三葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑3-49-1、3-49-2、3-49-3

 竹雪
鶯もまたこぬさきにまとちかく
こゑをたてたる竹の雪をれ   抜足

花の雪馬にハのらし通しりて
いへにかへらむことのうけれハ 抜足

 夜梅
梅かゝのうつるをそれとくらまきれ
さかぬさくらもをりて帰りつ  抜足

語注・気付き

3-49-2 花の雪馬にハのらし通しりて/いへにかへらむことのうけれハ
狂歌短冊3-30-5に同じ歌あり。但し「通」を「みち」と書く。

3-49-3 梅かゝのうつるをそれとくらまきれ/さかぬさくらもをりて帰りつ
狂歌短冊3-37-5と同じ

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