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戌/歳暮
針業右大甚
能因をまねふか/としの関ちかく
かほを黒める/宿のすゝはき
志良奴道成
大三十日/とるかけもなき/われにさへ
くれるとしらは/いりあひのかね
河上白翁
いく尋も/しめは延れと/一寸も
日はのへられぬ/大年のくれ
小松島心亭鬼和丸
かけとりの/あしは四本も/ほしさうに
かけあるくなり/いぬのとしの尾
四国猿人
大年の/関をぬけんと/着物まて
鳥のまねして/質屋へそとふ
亥/歳旦
四国猿人
春の序となりて古今のわか水を
くめるもみつのあさか山の井
時雨庵濡丸
あけぬれは花の春(?)とて/かけこひの
てふまてあそふ/宿の元日
蛇楽齋起名
初夢に/不二を/ミんとて/雑煮/をも
山もりにして/いはふ元日
野暮齋高行
堀川の太郎月とて百首ほと
鶯の来て哥をよみけり
手枕歌種
さほひめの/けさよめいりの初春に
島台とみる/門の松竹
和琢舎綾丸
鬼のやうな人の心も/やはらきぬ
わかと名のつく/水をくむとき
五穀大事左大善
老の気(?)もけさは古今のわかやきぬ
春の序となる山の井のとし
志良奴道成
けさよりは太郎月とて/さくうめの
花をもやはり/兄とこそよへ
針業右大甚
かけこひの鬼の/気(?)まてもけさハはや
やはらくるなり/鶯のうた
六々園
ゆたかなる御代の春とて今朝ははや
うくひすの来てほうわうとなく
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