?(*仍?)而益々用取ハ無之候
何時たりとも慥成便宜
次第ニ可被越候以上
乍便宜染筆候然者
其元ニ在之延寿之刀
但樋有さめさや銀の
車つば西丸へ相伺
早々もたせ可被越為其
如此候??
阿波守
八月廿三日 花押(忠英?)
??与右衛門殿
??惣右衛門殿
語注・気付き
○要旨 ①其元(与右衛門・惣右衛門)が所持している樋のあるさめさや、銀の車つば付の「延寿」という名の刀を西丸へ持って来い。②時期はいつでも構わないから確実に都合のつくときを選んで来るように。
○なぜこのような内容の文書が表装された上で遠藤家に大切に保存されていたか、推測するに、なにがしかの理由で遠藤家が所持することになった「延寿の刀」の由緒書のようなものではなかろうか。
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