八月十五夜によめる
名にしおハゝ月の桂の花?実も
こよひをさかりてりまさらなむ ??
婚礼のありける人の御もとへ
相老と祝する声も高砂の
万事首尾よく住の江の松 西婦
花
暮をしむ花に迎の桃灯に
つりあひにくき入相の鐘 胤人
めしよりもしろしと人にほめらるゝ
あるしか味噌や壺庭の花 文麿
夢中逢恋
わくらはにあひ見し夢ハあともなく
つらきうつゝのさむるよもかな 茂岳
業平朝臣を書けるかたに
としへても老?や春の????つは
しほまぬ花を見るこゝちして 千?
水鳥驚筏
音きゝてたつ水鳥になれもまた
おとろかさるゝ瀬々のいかたし 有郷
嵐山紅葉
しくれ降あらしの山のもみち葉ハ
深そそみし色まさるらん ?の屋具よし
有をのみ宿せる袖にちり込し
花もや物を思ふなるらむ 千代住
月前鴈
朧夜に声もかすみし鴈金の
かすさへ見えて今そなくなる ?
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