短冊

狂歌短冊 西婦・胤人・文麿・茂岳・千?・有郷・?の屋具よし・千代住

撮影:四国大学 / 分類:右から順に20230909-J261、J262、J263、J264、J265、J266、J267、J268、J269、J270

 八月十五夜によめる
名にしおハゝ月の桂の花?実も
こよひをさかりてりまさらなむ  ??

 婚礼のありける人の御もとへ
相老と祝する声も高砂の
万事首尾よく住の江の松     西婦

 花
暮をしむ花に迎の桃灯に
つりあひにくき入相の鐘     胤人

めしよりもしろしと人にほめらるゝ
あるしか味噌や壺庭の花     文麿

 夢中逢恋
わくらはにあひ見し夢ハあともなく
つらきうつゝのさむるよもかな  茂岳

 業平朝臣を書けるかたに
としへても老?や春の????つは
しほまぬ花を見るこゝちして   千?

 水鳥驚筏
音きゝてたつ水鳥になれもまた
おとろかさるゝ瀬々のいかたし  有郷

 嵐山紅葉
しくれ降あらしの山のもみち葉ハ
深そそみし色まさるらん   ?の屋具よし

有をのみ宿せる袖にちり込し
花もや物を思ふなるらむ     千代住

 月前鴈
朧夜に声もかすみし鴈金の
かすさへ見えて今そなくなる   ?

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