花
詩や歌の遊ひの外の曲水や
花の浪間をくゝる土器 文数
花
三味線はなくても花ハおのすから
日数つもれハちりてん物を ?翁
花
さくらこそ春のみものゝ大関と
うちわのあかる田楽屋(?)みせ 兎遊
花
行灯の有明の名にめつるかな
枝枝に火をともす桜木 火宅
桜
舞ひ連る蝶(?)を取らんとした臥はハ
狂ふ?本の虎の尾さくら ?萱園赤下手
花
咲く花の雪をかしらにいたゝきて
おとるもおかし桜木のもと 巌
果しなくふりつもれかし彼岸から
ちらつく花の雪をこすえに 鰕應
華
いつよりも華見るころの嬉しさに
我も我もと鬚(?)に起けり 下手横目
花
盛りには????のほりみよし野ゝ
花ニハ腰をぬかしてそ見る 玉房
盛りなる花には禁制風の手て
吹ことかたきの札をかゝせん 玉房
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