短冊

狂歌短冊 文数・?翁・兎遊・火宅・?萱園赤下手・巌・鰕應・下手横目・玉房

撮影:四国大学 / 分類:右から順に20230909-J251、J252、J253、J254、J255、J256、J257、J258、J259、J260

 花
詩や歌の遊ひの外の曲水や
花の浪間をくゝる土器      文数

 花
三味線はなくても花ハおのすから
日数つもれハちりてん物を    ?翁

 花
さくらこそ春のみものゝ大関と
うちわのあかる田楽屋(?)みせ 兎遊

 花
行灯の有明の名にめつるかな
枝枝に火をともす桜木      火宅

 桜
舞ひ連る蝶(?)を取らんとした臥はハ
狂ふ?本の虎の尾さくら   ?萱園赤下手

 花
咲く花の雪をかしらにいたゝきて
おとるもおかし桜木のもと    巌

果しなくふりつもれかし彼岸から
ちらつく花の雪をこすえに    鰕應

 華
いつよりも華見るころの嬉しさに
我も我もと鬚(?)に起けり  下手横目

 花
盛りには????のほりみよし野ゝ
花ニハ腰をぬかしてそ見る    玉房

盛りなる花には禁制風の手て
吹ことかたきの札をかゝせん   玉房

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