短冊

狂歌短冊 琢磨・僧方・観?・催馬・正直・文数・枕流・?寿丸・桜坊・箱持

撮影:四国大学 / 分類:右から順に20230909-J241、J242、J243、J244、J245、J246、J247、J248、J249、J250

 花
山もりの見つけぬうちとひと枝に
きほねのミ折る花のこのもと   琢磨

 花
あちこちと芳野の山にけふ幾日
花にふらつく枝の短冊      僧方

 花
雪のふるやうにちらちらあらし山
ひらいちめんに花の白妙     観?

入相につき出されても花の本
とふそおりたく思ふ一枝     催馬

うえからも天津乙女や覗き見む
花の雪ふる空はひくしと     正直

 花
吉野山松をミつけてゑいやつと
眼を休?る花のまさかり     文数

 花
二三まいはは出せとも味ひの
香をすいよせる花の口先     枕流

目につきし手まりさくらの木のもとに
ころけるような花の生酔     ?寿丸

空(?)雪のさくらは花にあらはれて
けにあきらけきミよしのゝ山   桜坊

咲ミちてはとてハさらに見へねとも
まさかりといふ花のこのころ   箱持

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