花
山もりの見つけぬうちとひと枝に
きほねのミ折る花のこのもと 琢磨
花
あちこちと芳野の山にけふ幾日
花にふらつく枝の短冊 僧方
花
雪のふるやうにちらちらあらし山
ひらいちめんに花の白妙 観?
入相につき出されても花の本
とふそおりたく思ふ一枝 催馬
うえからも天津乙女や覗き見む
花の雪ふる空はひくしと 正直
花
吉野山松をミつけてゑいやつと
眼を休?る花のまさかり 文数
花
二三まいはは出せとも味ひの
香をすいよせる花の口先 枕流
目につきし手まりさくらの木のもとに
ころけるような花の生酔 ?寿丸
空(?)雪のさくらは花にあらはれて
けにあきらけきミよしのゝ山 桜坊
咲ミちてはとてハさらに見へねとも
まさかりといふ花のこのころ 箱持
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