短冊

狂歌短冊 商山・道列・峯山・積田園鷺渓・蟹丸・鳥野鵜真似・風流?

撮影:四国大学 / 分類:右から順に20230909-J231、J232、J233、J234、J235、J236、J237、J238、J239、J240

 花
築羽根の峯より落る桜はな
はるの詠めももふミなの川    商山

千金をちらしたとてもまけぬきに
さく夜さくらのはなのよし原   道列

枝折にちらせし雪と見る中へ
あとをつけたる花の盗人     峯山

 花
玄宗のなみたのたねや夢見艸
いまに其名は花の楊貴妃    積田園鷺渓

 花
月雪の二つの外に三よし野は
名たかき花のてんく桜?    積田園鷺渓

 桜狩
うちそ見るめあては花よつく杖に
火縄むすむて桜狩人       蟹丸

 花
雲とゆきと誉るはむたよ一面に
山はましろにミよしののゝ花 鳥野鵜真似

 花
富士の根とけしきはいつれミ芳野ゝ
屋ま(?)いちめんに花のしら雪 鳥野鵜真似

いつの世の塵(?)かつもりて此やうに
しら雪かゝる花の三芳野     風流?

夕暮の人にもまれてこれハこれハ
とハかり花の仲の町かな     風流?

語注・気付き

夕暮の人にもまれてこれハこれハ/とハかり花の仲の町かな 風流?
*これはこれはとばかり花の吉野山 貞室

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