花ぬすむ人いれしとや桜戸に
さるもおり居る山王の山 道列
風は猶木をこる杣も心あらは
けしてあてまし花の真盛 催馬
花
とてもなら枝ともちらせさくら花
ちと家つとに入相のかね 銭古屋釣丸
花
田楽の狐の??る仕業には
ふかいりしたる花の山道 伊賀住
花
世の人の目玉をはなに付られて
おもしと枝もたはむよふなり 魚龍
分け来いる志賀の?明の山越に
かせかかふせし花のから笠 負龍
花
盃にちやうと請てはちるを?ひ
花に酔まて?かハしらむ 千甫
花
三味せんの糸桜そと興しつゝ
ちりつてんまて詠めあかさん 千甫
花
鞠の音それにはあらて咲花の
ほたんほたんの桜かりなり 千甫
花
旅用意したゝめて出る桜かり
よしの初瀬を両かけにして 鳥野鵜真似
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