短冊

狂歌短冊 風流辺・后雅丸・玉房・浜荻・浮木・真澄・哥?其外・畑待・八重人・良材

撮影:四国大学 / 分類:右から順に20230909-J201、J202、J203、J204、J205、J206、J207、J208、J209、J210

風たにもいとふ花見の酒もりに
さかなあらしの下戸ハにくらし  風流辺

戒は(?)またたもたぬ僧か花さかり
あゝせつ生な入相のかね     后雅丸

 花
?譲とはあちらこちらの花衣
さいてハ晴せ峯の白雲      玉房

貴妃小町からと大和にたくひなき
なかめもはなのよしの山なり   浜荻

をち方はミなから花となりにしと
肝をつふせし豆腐やのかと    浮木

狩くれて家路わするゝあま小船
はつ瀬の花に七日つられて    真澄

音つれも絶ぬ中々春くれは
花に名高き鎌(?)くらの山  哥?其外

 花
咲花をひとり自慢に詠れは
となりて焼し田楽の味噌     畑待

人間にあらて雲井ハはなの王
あふけハ高きミよしのゝ山    八重人

 卯花
庭の面に卯の花くたし海なせと
くらけに見える(ぬ?)垣の白妙 良材

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