風たにもいとふ花見の酒もりに
さかなあらしの下戸ハにくらし 風流辺
戒は(?)またたもたぬ僧か花さかり
あゝせつ生な入相のかね 后雅丸
花
?譲とはあちらこちらの花衣
さいてハ晴せ峯の白雲 玉房
貴妃小町からと大和にたくひなき
なかめもはなのよしの山なり 浜荻
をち方はミなから花となりにしと
肝をつふせし豆腐やのかと 浮木
狩くれて家路わするゝあま小船
はつ瀬の花に七日つられて 真澄
音つれも絶ぬ中々春くれは
花に名高き鎌(?)くらの山 哥?其外
花
咲花をひとり自慢に詠れは
となりて焼し田楽の味噌 畑待
人間にあらて雲井ハはなの王
あふけハ高きミよしのゝ山 八重人
卯花
庭の面に卯の花くたし海なせと
くらけに見える(ぬ?)垣の白妙 良材
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