真盛に見とれてうかと詠れハ
はなの浪間をくゝる小?? 影住
春さめに案内させて諸人を
こゑなくて呼ふ花(?)の唇 靏汀
花
風の神うちにまつりて花見にと
出る門をバかたく戸さしつ 唯方
華
桜かりかさすあふきをこゝろせよ
あをちか?をもいとふさかりハ 左右丸
花
湿よりハ猶悪性なさかりなる
はなも落した春の風の手 不調法師
さゝ浪や志賀の都ハあれにしを
桜にのこす???? 琴通
花
短冊の文字さへ花のなミの間を
はしらせてけり兎毛の筆 彩錦園唐花
花
吉原の春の夕暮きて見れは
かねの光りに花そにほへる 浮舟
陣幕も花に張たるみよしのゝ
太平楽をうとふ山風 ????
花
田楽にそへるからしもよくきゝて
つんととほせる庭の花の香 浮舟
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