こほり
甲斐のくに靏のこほりハ有なから
ちとせ住てふ人そきこえぬ 蓮庵
太股の肉饅頭は毒なれや
しひれてたてぬ衣々の床 弘器
よしの山青きは花のちりしかど
続く日傘をうたかひの雲? 真澄
盛にハ雪とも見ゆる桜花
枝なおりそと立し制札 琴足
花
吉野山?らん????は初瀬にて
はなぬすミしと言も(?)やさしき 為俊
庭の花にめてゝ酒のむ夕くれに
よふかましくも来たる三番叟 遊山
茶
酒つめた腰のひさこは咲く花の
なみ間をわくる浮まくらかも 蘭丸
華
華見にと出ゆく妹か部屋にまて
さくらちりしくおしろいの露 三駄
あやまりて雪とミしをは見直しに
ふりかへりたるはなの山道 ?
いさみなむ駒はかりかハはななめる
うしもつなくな桜木のした (右同)
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